フィットハイブリッドとデミオどっちを選ぶ？比較してみました！

フィットハイブリッドとデミオどっちを選ぶ？比較してみました！

コンパクトカーの購入を考えられている方で、フィットハイブリッドとデミオを比較される場合があります。

フィットハイブリッドはもちろんガソリンとモーターを併用したハイブリッドシステムを採用する低燃費コンパクトカーです。

デミオはマツダ独自のクリーンディーゼルを採用し、軽油の安さ+低燃費をウリにするコンパクトカー。

どちらも捨てがたい魅力があります。

ここではこの性格の違うフィットハイブリッドとデミオどっちが買いなのか比較検討してみます。

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◆フィットハイブリッドの特徴

ホンダフィットハイブリッドは全長4m以内のコンパクトカーで、重量は約1000kgに抑えられています。

車体が軽量なので燃費が良く、サイズの小ささから小回りが利くメリットもあります。

全幅は同様のコンパクトカーと変わりませんが、全高は約1500mmとやや高めです。

車内スペースに妥協がないので、広々とした空間でドライブも休憩も余裕で楽しめるでしょう。

ホイールベースは約2500mmと短いので、この点も小回りが利く理由となっています。

 

フィットハイブリッドは一見すると少し大柄に見えますが、実際はコンパクトで乗ってみても絶妙なサイズ感が分かります。

カラーは全10種類以上で、いずれもメタリックタイプの上質でかっこいい塗装です。

塗装品質は良く仕上がりも良好で、ついつい見惚れてしまうデザインの魅力が興味を惹きます。

 

見惚れるといえば、こだわりのインテリアも見逃すことのできないポイントです。

フィットハイブリッドのデザインはスポーツカーを思わせるシートと、手に馴染む使いやすいハンドルが印象的。

ドアの内張りもシフトレバーも上質ですし、その質感は車好きからも認められています。

無駄な飾り気や装飾はありませんが、実用的で純粋に乗る楽しさを味わえる懐の深さも備わります。

 

コーディネートには選べる余地がありますし、圧倒的にゆったりと過ごせる車内空間も、乗る人に満足感を与えます。

リッター37キロの燃費が目を引くフィットハイブリッドですが、随所に行き届いている乗る人への配慮も魅力があります。

全席に日焼け防止対策が施されていますし、イオンの発生機能で車内の空気を綺麗にしてくれます。

花粉をカットするフィルターも搭載済みで、寒い日にはシートに内蔵されたヒーターが使えたりと、実に至れり尽くせりです。（※装備はグレードにより異なります）

 

◆マツダデミオはこんな車

マツダデミオは全長4mをオーバーする車で、1100kg超えの重量もあってコンパクトカークラスとしてはやや大柄です。

ホイールベースは約2600mmと広めですから、小回りの点では他のコンパクトカーに劣ります。

クリーンディーゼルタイプだと、燃費は最高30キロに達するので、ハイブリッドと比べても遜色ない燃費レベルといったところでしょう。

ディーゼルエンジンの魅力は軽油の安さ。トータルのランニングコストはそうとう安くなるはずです。

ディーゼルらしい太いトルクで加速性能は悪くありませんから、ガソリン車よりも良い燃費を希望したい、でも走りを損ねたくない人に最適です。

 

デザイン的にはスッキリと洗練されていますし、インテリアにも各部にこだわりが採り入れられているので、個性が気に入れば満足できるでしょう。

一方で、福祉タイプの車両が用意されているのはデミオの良い部分で、多くの人の悩みに対応している点が魅力的です。

燃費や基本性能は少し低めですが、その分を他の付加価値や機能でカバーしています。

 

安全性能自体にも抜かりがないので、安心して乗れる点に関しては、競合するコンパクトカーにも劣らないはずです。

車内空間は狭めですが、空間を確保するセンスが優れていることから、圧迫感をあまり感じさせないのがマツダのすごい点です。

荷物を積み込む実用性は下がってしまいますが、ドライバー自身が感じる快適性は悪くないでしょう。

シートの質には問題がありませんし、サスペンションやステアリングは硬めな傾向ですが、乗り心地には支障をきたさない程度です。

ディーゼルエンジンらしい振動は発生するので、ハイブリッド車に乗りなれている人だと、多少違和感を感じる可能性はあります。

 

◆フィットハイブリッドとデミオをさまざまなシーンで比較

駐車スペースの確保という点では、全長が短いフィットハイブリッドが優勢です。

ホイールベースの長さにも差が生じているので、より短めなフィットハイブリッドに優位性があるといえます。

これらの違いは、細道の進入時や駐車の際など多様なシーンで快適性に影響を与えます。

駐車が苦手な人だと、特に差を大きく感じがちですから、そういった部分においてどちらが魅力的かは明白です。

 

走行時のパワー感はディーゼルエンジンが上回るので、この部分はフィットハイブリッドがデミオに譲ります。

しかし、フィットハイブリッドは同様のハイブリッドの仕組みの中でも、エンジンに限りなく近い走りを実現しているシステムです。

ハイブリッドモード時にはエンジンをモーターで補助する、ディーゼル車にはない利点が輝きます。

坂道もスイスイと登れる快適性が備わりますから、フィットハイブリッドを単なるハイブリッドとは侮れないでしょう。

 

エンジン車にロマンを感じる、あるいは1人で遠くにドライブに出かけたいなら、デミオが満足感を与えてくれます。

エンジンとはいってもディーゼルなので、燃費は比較的良くてクリーンなイメージがあります。

アクセル操作がダイレクトに走りに繋がる感覚は、一般的なハイブリッド車にはない気持ち良さです。

つまり、アップダウンの激しい道や険しいルートを好むシーンなら、デミオが満足させてくれる可能性が高いです。

反対にドライブシーンは街が中心で、人や荷物を運ぶ機会が多ければ、フィットハイブリッドの方がニーズにマッチします。

 

ハイブリッド車両ですから、エンジン音は殆どなくて街中でもクリーンかつ静かです。

必要な時にはエンジンに切り替えられますし、エンジンを補助してパワフルさとホンダらしいエンジンサウンドを得ることも可能です。

車内スペースはデミオを上回るポイントで、お買い物の荷物も余裕を持って運べます。

乗り降りの快適性を始めとして、車内で過ごすシーンにおいても、フィットハイブリッドは理想そのものです。

長距離を走り続けても、頻繁に発進や停止を繰り返しても低燃費なので、フィットハイブリッドは総合力の高い車と言えるでしょう。

 

◆結論！フィットハイブリッドを選ぶ理由はココ

フィットハイブリッドには、燃費や静粛性に乗り心地など選ぶ理由が沢山あります。

燃費はエンジンのみでは達成できない領域ですし、年間で換算しても明らかな差が生じます。

静粛性もハイブリッド車の優位点で、走り出しの静けさはモーターならではです。

パワーやスピードが必要な時はエンジンに切り替わりますが、それ以外はモーターで高燃費と静けさが乗る人を包み込みます。

乗り心地は静けさもそうですが、振動の少なさも実現している部分です。

 

エンジンはその構造上、常に小刻みな振動が発生してドライバーや同乗者に伝わります。

不快な振動は発生しないように配慮されていますが、それでも揺れを完全に防ぐのは不可能です。

その点、フィットハイブリッドのモーターは原理的に振動が最小で済みます。

カン高い高周波なども発生しないので、車外はもちろん車内も非常に静かで落ち着きがあります。

 

揺れない乗り心地はまさに、高級車に求められるポイントで外せない条件です。

高級車にも通じる性質を持つフィットハイブリッドでは、上質なインテリアと相まって、価格からは考えられない乗り心地が得られます。

インテリアに妥協したくない、または静かな走りを体感してみたい人は、フィットハイブリッドを選ぶ理由を十分に満たしているといえるでしょう。

 

実用面でスペースを広々と使いたい場合も、空間を上手に使いこなしているフィットハイブリッドなら、不満を感じることはなくなります。

急に同乗者が増えたり、思ったより荷物が増えてしまっても、余裕のある空間が期待に応えてくれます。

 

何より安全性を重視するのであれば、総合力の高い安全性能が備わるフィットハイブリッドがベストです。

些細なミスから起こる事故を減らせるので、本人も家族も安心して乗ることができます。

誰が運転しても、安全に守られている感覚が得られますから、とても安心感のある乗り心地が実現します。

 

燃費も乗り心地も安全性も欲しい、そのような希望を余すことなく叶えてくれるのがフィットハイブリッドという車です。

選ぶ理由はいくらでも挙げられますが、総合力で幅広く応える車は、フィットハイブリッドを除けば限られてしまうでしょう。